Affinity Designerの小ネタ13(シェイプビルダーツール2)

Affinity Designer Affinity Designer

みなさん、こんにちは。今回も前回(小ネタ12)に引き続き、シェイプビルダーツールの解説を行います。前回は「無限大のマーク」をなんとなく作成しましたが、今回はシェイプビルダーの仕組みをしっかりと解説します。少しくどくてわかりにくい記事になってしまったかもしれません。間違いもあるかもしれませんが、その辺りは大目に見てくれたら嬉しいです。

使用するバージョン

Mac OS(最新)
Affinity Designer 2

アクションの仕組み

アクションとは、選択した領域に対する処理のことです。左から[領域結合]、[領域削除]、[新規シェイプ作成]という処理です。
アクションツール

領域結合

選択された領域をすべて結合します。飛地であっても結合されます。要するに、ブール演算の[追加]と同じです。
アクション領域結合

領域削除

選択された領域をすべて削除します。
アクション領域削除

新規シェイプ作成

[領域結合]+元の図形を残すということを行います。飛地であっても結合されます。
アクション新規シェイプ

ドラッグメソッドの仕組み

ドラッグメソッドは領域の選択方法です。[フリーハンド]、[線]、[マーキー]から選べます。前回(小ネタ12)で説明しましたが、先に領域を選択して後からアクションを選ぶ”先にアクションを決めて後から領域を選ぶ”かのいずれかの手順になります。
ドラッグメソッド

フリーハンド

ドラッグするとフリーハンドの線が描かれ、その線が通過した領域だけが選択されるという選択方法です。一気に領域を選べるので効率の良い方法です。
フリーハンド

ドラッグすると直線が描かれ、その線が通過した領域だけが選択されるという選択方法です。一気に領域を選べるので効率の良い方法です。ただし、直線なので寄り道ができないので、短距離のドラッグに向いているといえます。
ドラッグメソッド線

マーキー

領域を1つずつクリックして選択するという方法です。もう一度クリックすると選択解除となります。選択の自由度は高いですが、手間はかかります。
ドラッグメソッド(マーキー)

クリーンアップの仕組み

クリーンアップは、アクション(領域結合など)が行われた際に、そのついでに無駄な線も削除してしまおうというものです要するに、ついでの無駄処理です。線画の場合に特に有用な仕組みといえます。クリーンアップされる線は、選択領域内の線または領域に接する線が対象となります。飛地の線にまでは影響は及ばない点に注意が必要です。クリーンアップの方式は、[なし]、[範囲内のカーブ]、[接続されたカーブ]、[すべての未使用のジオメトリ]から選ぶことができます。
クリーンアップ

クリーンアップは少しわかりにくい仕組みなので、実例で見ていきましょう。次のような線画に対して次のような領域を選択した場合の、4つのクリーンアップ方式の違いを見ていきます。なお、本来は複数領域を選ぶものですが、今回はクリーアップの説明をわかりやすくするため、1つの領域だけを選びました。
クリーンアップa

なお、領域内の線領域に接する線の定義は以下のとおりです。
クリーンアップb

なし

[なし]の場合は、領域内の線や領域に接する線はクリーンアップされません。
クリーンアップなしa

範囲内のカーブ

[領域内のカーブ]の場合は、領域内の線がクリーンアップされます。しかし、領域に接する線はクリーンアップされません。
クリーンアップ範囲内のカーブa

接続されたカーブ

[接続されたカーブ]の場合は、領域内の線領域に接する線もクリーンアップされます。両方クリーンアップされます。(ただし、他所の領域と共有している線はクリーンアップされません。)
クリーンアップ接続されたカーブa

すべての未使用のジオメトリ

[すべての未使用のジオメトリ]は領域内の線領域に接する線の両方がクリーンアップされることに加えて、隣接する三角形(=他所の領域)もクリーンアップされます。ちなみに、今回の例にはないですが、飛地の図形はクリーンアップされません。飛地でなければ線も領域も全部クリーンアップされます。

ただし、領域削除は少し挙動が違うので注意してください([接続されたカーブ]と同じ挙動?)。
クリーンアップすべての未使用のジオメトリ

おわりに

いや。大変ですね。お疲れ様です。ここまで読んでいただき、ありがとうございます。特にクリーンアップを理解することは、非常に大変ですね。使いながら覚えていくことにしましょう。次回はシェイプビルダーの応用編ということで、シェイプビルダーベクター塗りつぶしスナップを使って、3D立体文字の作成に挑戦します。

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